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casa luce光に包まれた家

誰が住むかわからない、どこに建つかわからない商品住宅であっても、"空間の質"にこだわれば快適性を高めることができる。「商品住宅は、もっとよくなるはず」と設計者は考えました。

"空間の質"を追求した結果、すべての部屋に光を届けるというコンセプトが定まったのです。

住む人、建つ場所を限定しなくても、家には本来必要な機能をもたせることができます。それは、誰もが等しく享受することのできる光や風などの自然環境を活かした、人の五感に訴えかける間取りや設えを備えること。"絶対に変わりようのないもの"を見極めながら、そこに住んだり集まったりする人の、光や風を感じるときの、音や匂い、肌触りを意識し、設計に反映させていく。

こうした地道な作業に真っ向から取り組み、細部へのこだわりを積み重ねていった結果、この家が誕生しました。

住む人の感覚を繊細に刺激する、究極なまでに気持ちのよい家、casa luceです。luceとは「光」。暮らしが豊かな明るさで満たされるようにとの思いが、この家のデザインには込められています。

LDKは2階に設置し、土地の面積に関わらず開放的な空間を実現しました。さらに特徴的なのは北側の開口部。実は北側は、時間帯に関係なく1日を通して安定した光を得ることのできる方角でもあるのです。

ハイサイドライトからは柔らかな光が差し込み、吹き抜けを通って北側の玄関やキッチンに穏やかな明るさをもたらします。そしてこの吹き抜けの表情をリビングからも楽しめるよう、リビングの北側にも吹き抜けに接する窓が設えてあるのです。

大きな片流れの屋根はソーラーパネルの設置を想定したもので、季節によって変わる日差しを調節する深い庇もかねています。木のバルコニーでは自然が演出する経年変化も楽しめます。

建築家プロフィール

田中 俊彰
Toshiaki Tanaka 田中 俊彰

1983年福岡大学工学部建築学科卒業。1986年田中俊彰設計室設立。1992年中原中也記念館公開設計競技・優秀賞、2010年日本建築学会建築九州賞作品賞など受賞歴多数。1994年に手がけた京都府大宮町の「小町の舎」は、2000年のAmerican Wood Design Awards で最優秀賞も受賞。2001年以降、福岡大学工学部建築学科の非常勤講師も勤めている。

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