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casa minimo豊かな空間をもつ家

コンセプト

小さいからこそ豊かになれる家。それがcasa minimoです。近年、「断捨離」という言葉がクローズアップされるようになりました。これは、本当に必要な物だけ残し、あとは整理するという考え方です。自分の価値観を見直し、生き方を明確にすれば、必然的に必要なものが見えてくるはず。本当に必要な物だけに囲まれた暮らしは、とてもスムーズで快適なことでしょう。

ムダをそぎ落としてたどり着いたのは「最高に暮らしやすい間取り」

この家がイメージする住まい手は、子育てを終えた世代や、子どもをもたない、あるいは子どもの少ない少人数の家族。必要最小限の空間であっても、食事をする場所や寝室など本当に必要なスペースには十分な広さを設けています。言い換えると、casa minimoとは暮らしそのものを楽しむことができる家なのです。

小さな空間は空調や照明も最小限ですむのでエネルギーの面でも実に効率的。最小にして最大の効果を得ることができます。この家が21世紀のスタンダードとなる日は、すぐそこまで来ています。

「デザインにはつくり手の思想が表れる」とcasa minimoの設計者は語っています。時代の先端をいく、あるいは贅を尽くしたデザインが、必ずしもいいものであるとは限りません。デザインには、そのスタイルを象徴する美しさがあるはずです。

太陽光をもっとも効率よく享受するために生み出された屋根

casa minimoを象徴するのは、2段階の角度を持つ屋根。上部の屋根の角度は30度で、ソーラーパネルを設置した時にもっとも効率のよい角度になっています。

これはちょっと使いづらいので、元に戻していただけないでしょうか? その上で、回避できる方法があればご検討いただきたいです。

深い軒の出と斜め天井が醸し出す表情が、室内にゆとりを生む

下部の屋根は緩やかな傾斜を持ち、長くせり出す軒へと続いています。この軒は、夏の日差しを遮り、冬の日差しを取り込むだけでなく、風雨から家を守る役割も果たします。


屋根の下は、最も低いところで2メートルほどの高さ。イメージしたのは、最小の空間を宇宙ととらえて豊かな心の広がりを感じるという茶室です。

しかたなく小さいのではなく、積極的に小ささを求めたからこそ得られる豊かさを、casa minimoのデザインは表現しているのです。

建築家プロフィール

井本 重美

宮崎県生まれ。1979年九州芸術工科大学環境設計学科卒業後、渡米。アリゾナのアーコサンティに参加し、建築と都市に興味を持つ。ネクサス香椎において、オランダの建築家、レム・コールハースとアメリカの建築家、スティーブン・ホールのコ・アーキテクトを務める。1995年imoto アーキテクツ設立。受賞歴は第8回日新工業建築設計競技入選、第5回福岡県建築住宅文化賞入選、第8回福岡市都市景観賞入選など多数。

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