column casa コラム
「casa」の規格住宅を選んだオーナーが、「⾼くない」と語るのはなぜ?
コストパフォーマンス
家の雰囲気とは、すべてのパーツの質感から⽣まれる
- 掲載写真の一部(家具・雑貨・植栽)は標準仕様には含まれません。
「casa」の規格住宅・プロダクトカーサ。その価格は、決して安くはありません。規格住宅には、ローコスト住宅と位置づけられた住宅が多々あります。その中でプロダクトカーサは、新築⼾建住宅全体において、ミドルクラスの価格と⾔われています。
ミドルクラスの価格である理由は、プロダクトカーサを構成している壁、床、建具からドアノブやスイッチなどの⼩さなものにいたるまで、あらゆるパーツにこだわっているためです。多少のコストが上乗せされても、なぜ細部にまでこだわるのか? それは、家全体のパーツの質感が「家の雰囲気」を⽣みだすから。
「今の家よりなんとなく素敵」「初めてだけど⼼地いい」「ずっとここで過ごしたい」「ほかの家よりお洒落に感じる」。そんな⼈間の感覚は、いい質感から⽣まれた雰囲気、いい質感で構成されたデザイン性の⾼さを、⾃然と感じ取っているからなのです。家の雰囲気のよさが、⽇々の暮らしを豊かにしてくれることは確実です。これから何⼗年も暮らすわが家が、「豊かな暮らし」に満ちた家であってほしい。そんなわたしたちの想いも込められています。
「塗り壁」であることで「経年変化」を楽しめる家になる
無垢材の床、漆喰の壁、建具など、プロダクトカーサの各モデルの雰囲気を⽣み出すパーツは多様に存在します。そのなかでプロダクトカーサが誕⽣した2009年当初から、とにかくこだわっていたもの。それは、「塗り壁」で仕上げた外壁です。
「塗り壁」は職⼈さんの⼿仕事に頼るので、もちろん⼯賃はかかります。しかし、年⽉を経ても劣化ではなく「経年変化」を楽しめる質感はまた格別です。30年後、ただ古くなるのではなく、味わいを増していく。そんな家をつくろうと2009年当初から取り組んできました。また「塗り壁」は洗浄や塗り替えができる素材でもあります。外壁の洗浄も業者に依頼するだけでなく、ご⾃⾝でホースに⽔をかけるなど簡単に⾏えます。初期費⽤はサイディングより少し⾼めではありますが、10〜15年で劣化して追加塗装⼯事が必要になるサイディングと⽐べた時、実は経済的かもしれません。
何より、年⽉と味わいをまとって重厚になったわが家に愛着を持てることが、「豊かな暮らし」をつくっていく。わたしたちは今もずっと、そう考えています。
⼀般的ではなかった「スチール階段」を標準装備に
プロダクトカーサが誕⽣した2009年当初、⼀般的な住宅の階段といえば、⽞関や廊下から直接2階にあがる壁付きの階段が主流でした。そんな時代に、プロダクトカーサ第1弾としてリリースされた「casa cube」が標準装備としたのは、スチールの階段。しかもリビングやダイニングの中に設置して、階段下の空間を家族がくつろぐスペースやインテリアをディスプレイできる場所に想定しました。
今では広く知られるようになったスタイルの階段ですが、2009年当初の住宅業界には⼤きなインパクトをもたらしました。このようにプロダクトカーサは常に、最良のパーツとデザインでいい雰囲気を⽣み出し、オーナーたちの「豊かな暮らし」につなげてきたのです。
家には、注⽂住宅のオリジナル感だったり、⼤⼿ハウスメーカーの信頼感であったり、ローコスト住宅の⼿軽さだったり、いろいろな価値があると思います。今、プロダクトカーサに興味をもってくださるみなさんが、感じている価値。それが「豊かな暮らし」を永く続けられる家であることだと願っています。