column casa コラム
夏は涼しく冬はあたたかい家。年中快適な住まいのつくり方とは?
casaの家づくり
ウレタンフォーム断熱で、より快適な室内空間づくりを
2025年、より頑丈で長く安心して住める住宅を提供するために、規格住宅「product casa」シリーズは構造を大幅にリニューアルしました。これに伴い、下記5タイプが断熱材として「水発泡の硬質ウレタンフォーム」を採用し、さらに快適な室内空間を目指しています。
- 「カーサカリーナ」は今春リニューアル完了予定となります。予めご了承ください。
窓・壁・屋根など、あらゆるところを「断熱」「気密」する
光熱費の高騰や異常気象に対応できる住空間
家づくりをスタートする時、まず「断熱」「気密」について調べる人が増えています。
住宅が外の温度に左右されて、冷たくなったり、熱くなったりすると快適な室内空間は得られず、光熱費はかさむ一方です。さらに近年は「酷暑」が「厳寒」の異常気象にも振り回され、今後もその状況が続くと見られています。
そんな中、できだけ冷暖房機器に頼ることなく快適な室内空間を得るためには、高い次元での「断熱」「気密」性能が必須です。
外壁・屋根・天井・換気・床から逃げる熱を徹底的に減らす
次に、一般的な住宅ではどの部分から熱が逃げていくのかを見てみましょう。
この図では、窓からの熱損失が58%とダントツで高いことが分かります。しかし、「product casa」シリーズは樹脂サッシを採用しているため、窓からの熱損失はすでに抑えられています。
そして次に気になる壁・屋根・天井については、今回のリニューアルで断熱材「水発泡の硬質ウレタンフォーム」を採用し、熱損失の割合を大幅にダウン。
床については床下の基礎の部分まで断熱をほどこす「基礎断熱工法」を標準とし、換気システムも風の影響を受けにくい設計としました。
隙間のない「施工」を考えると、ウレタンフォーム断熱の一択
発泡ウレタンフォームが住宅の隅々にまで密着
「断熱」したいからといって、断熱材の性能にだけこだわっていては、快適さは得られません。
真の「断熱」行うためには、断熱材と壁などの間を隙間なく「施工」して「気密」を確保することが重要。これを怠るといくら高性能な断熱材を使っても、その性能は発揮されません。
そこで、「product casa」シリーズでは、液体を発泡させて狭い隙間の隅々にまで届ける断熱材「水発泡の硬質ウレタンフォーム」を採用。断熱材と家の躯体とぴったり接着させることで断熱性能をUPさせています。
建築現場で吹き付けされたウレタンフォームは、形状に合わせて発泡・硬化。その後自己接着するため気密性が高く、経年による断熱材の脱落や剥がれが起こりにくいのも特長です。また、「product casa」シリーズでは、安心の国内メーカー産のウレタンを使っています。
快適な「断熱」の理由は床の下にも
従来型の「床断熱工法」では床下に空気の流れが発生する
「product casa」シリーズではそのほかにも、「床の下」からの冷気を徹底して遮ることで、全体の7%を占める床の熱損失や床からの底冷えを防いでいます。
下記の図のように、床下の断熱方法には「床断熱工法」と「基礎断熱工法」があります。
床のすぐ下に断熱材を敷き詰めて床の上の断熱を行う「床断熱工法」は、長く普及してきた断熱工法です。技術も安定していて施工もスムーズですが、給排水管や柱脚など床を開口する場所が多く、そのすき間の気密処理が難しいのです。
適切な気密がとれていなければ、冬場には床下の冷たい空気が室内に入り込み、夏場には床下に冷気が漏れて結露が発生し、カビの原因となることもあります。
床の下まで室内と考え、家の基礎部分も「断熱」「気密」
そこで、「product casa」シリーズでは、より高い断熱性を目指し、基礎のコンクリート部分まで断熱材で覆う「基礎断熱工法」を採用しました。床の下も室内の一部として温度調整や換気を行うことで、断熱性をより高めています。
また、基礎と土台のすき間からの外気の侵入を防ぐ気密レールを使用し、建物の気密性を確保。「断熱」と「気密」のWの効果で、さらに快適な暮らしを実現しています。
リニューアルで「断熱等性能等級5級」を獲得
2025年義務化される基準をすでにクリア
今、エネルギー消費を抑え、光熱費をコストダウン、さらに異常気象への対策として、住宅の性能レベルを上げる動きが加速しています。
「断熱」や「気密」の指針のひとつである「断熱等性能等級」においては、2025年にすべての新築住宅が「等級4」以上の性能を持つことが義務化されます。そんな中、「product casa」シリーズはすでに「等級5」を獲得。高いレベルでの「断熱」「気密」の実現がデータで証明されています。
- UA値とは、屋内の熱が外皮(屋根、天井、外壁、窓、床)を介してどの程度逃げやすいかを示す値。この数値が小さいほど、屋内の熱が逃げにくく、外気の影響を受けにくい」=「断熱性能が高い」ことを意味し、住宅性能レベルを判断する際の指標のひとつとして用いられています。
- 上記数値は東京を基準に算出していますので、地域によっては別途断熱強化が必要な場合があります。
規格住宅「プロダクトカーサ」シリーズはこちら