軒が生み出す、憩いの場

広々としたリビング&ダイニング&キッチン。実はこちらの家、アクタスの家具がプレゼントされるキャンペーンに見事当選し、ソファやダイニングテーブル、照明などが贈られたのだ。

師走の寒さもなんのその、ふたりの子どもたちは元気よく、ウッドデッキの上を飛んだり、跳ねたり、走ったり。もうすぐ5歳になるという牧野秀星くんと、3歳の祐月ちゃんは、仲良くデッキに腰掛けていたかと思えば、こんどはデッキの端から端までスキップしている。

「わたしは休みの日に、ここに座って外を眺めながらのんびりしたり、友だちとしゃべったりしたい」と、話してくれたのは奥さまの祐名さん。ご主人の秀一さんは「ギターを弾きたい」なんておっしゃっていた。

家族みんなが楽しみにしているその場所は、西洋風に言えばウッドデッキだけれど、日本の伝統にならうなら「縁側」だろう。この「casa basso」のコンセプトを手がけた建築家の柳瀬真澄さんも、「内部でもない、外部でもない、中間領域で、日本でいう縁側」と語っていて、深い軒につつまれているかのような佇まいが、この家の特徴である。

ご主人の牧野秀一さん、奥さまの祐名さん、長男の秀星くん、長女の祐月ちゃん。

ダイニングに集まる牧野さんご一家。

寝室の奥にはウォークインクローゼットがある。

秀一さん曰く「今のような冬の時期は太陽が低いので、日光がうまい具合に差し込んでくれるし、きっと夏場になればこの軒が日差しを上手にさえぎってくれるのではないでしょうか」とのこと。祐名さんは「雨の日の、軒先から雨水がしたたり落ちている眺めもいいんですよ」と教えてくれた。

おふたりが「casa basso」を選んだ理由は「一目惚れ」。見学会で「casa basso」をひと目見て、ピンときたそうだ。

茶色を基調としたインテリア。ちなみに牧野家は、クルマの色も茶色なのだとか。

「家を建てようと考えたときから、“平屋”にしようと決めていたんです。先輩たちからも、“将来子どもが巣立ったら2階は使わなくなるよ”とか、“平屋だったら家族の気配をいつも感じながら過ごせる”とか、いろいろな話を聞いていたので」と、秀一さん。

家のまんなかにリビング、ダイニング、キッチンがあり、その左右にそれぞれ夫婦の寝室と子ども部屋が設けられている。家族が集まるその場所は、天井が驚くほど高く、窓からは先の「軒」を通して、外の景色がのびやかに広がっている。機能的でありながら、開放感と一体感を存分に味わえるこの「平屋」というつくりは、子どもの健やかな成長と、家族のつながりを育む一助となってくれるに違いない。