太陽の力と、家づくりの知恵

太陽光パネルと一体感のあるデザイン。この外観も気に入っている。

清々しい初夏の日差しに照らされ、緑がひときわまぶしいその庭には、シーズンを前に早くも色とりどりのバラが咲き誇っていた。「バラは手がかかりそうで敬遠していたのですが、家を立て替えてから、切り花を家に飾りたいなと思うようになって……。今ではすっかり趣味になりました」と話してくれたのは、奥さまの希さん。ご主人の泰成さんも庭に出ることが多くなり、ガーデニングが夫婦の共通の楽しみとなった。「大きな窓から見える庭の緑が、とても気持ちいいんです。この家に住んでから、いろいろなことに興味が沸くようになって、趣味の幅も広がりました。それまではもっぱらクルマだけだったんですけどね」と泰成さん。

屋内のガレージは泰成さんのたっての希望で設置したが、希さんは内心、必要ないと思っていたとか。「でも実際にあると、雨の日の乗り降りや荷物が多い時なんかにとっても便利。自転車やガーデニング道具もここに片づけます。ガレージの上には、収納場所も確保できました」

若松さんご夫婦がこの家を建てたのは2年前。「ワンルームのような一体感のある空間で、できるだけものを置かずにシンプルに」というのが、夫婦が理想とした暮らし方だった。

1階を広いダイニングスペースとして使い、ソファは2階のフリースペースへ。こちらは、3歳になる修平くんがボール遊びやかけっこができるほどの大空間だ。吹き抜けが空間同士を心地よくつなぎ、たしかに、家全体に一体感が感じられる。柱を少なくし大空間を実現できる「casa sole」の工法によるところも大きいのだろうが、すっきりと片づいていることも、室内をさらに広く感じさせているのだろう。

「屋根裏にも収納があって、本当になんでも隠してしまいます(笑)」

建て替えのきっかけは、修平くんの誕生だったという。「仕事から帰った後も、この広さがあれば家のなかで息子と思いっきり遊べます。子どもの笑顔が何よりの幸せですね」と泰成さんは語ってくれた。